Turtle's Investing Blog

元証券マンアラサー「かめさん」が、同世代の若者に知っていただきたい「投資」にまつわる記事を紹介します。

かめさん式投資についての考え方。 〜元金がないよ!〜

こんばんは!サザエさんも終わってしまい、明日から仕事だ!

という人も多いかと思います。(わたしもその一人ですが・・・笑)

過去2記事で、私の経歴・自己紹介等をさせていただきました。

今回は本題「かめさん式投資」についてお話ししていこうと思います。

よく、「投資を始めたいけれども、元金がない!」という声を耳にします。

先に答えを言いますが、「元金がなくても投資はできます。

と口で言うのは簡単。では元金をつくるための方法を今回はテーマとして捉えたいと思います。

 

経歴の通り、私はかつて証券会社の営業マンでした。

実はAFP1級も取得しています(CFPはまだ3科目しかとれてなくて・・・)

そのFPの中でライフプランニングという項目があります。

わかりやすくいうと、ライフプランニングとは「生涯人生をいきていくための生活設計」の話です。

よくシミュレーションしてみましょう!とか試算してみましょう!とかありますよね。

 

でも難しい!という声を聞くことがあります。

だって、結婚を何歳までにするとか、子供は何人欲しい、とかそれはあくまでも願望であって事実ではないからです。

じゃあ、どうするのか?

 

答えは「自分の現状をよく知る」ということです。

恥ずかしながら、私は過去5年間「自分の現状をよく知る」という行為から逃げていました。けれども、それは間違いであったとつい半年前気づいたのです。

昔は給料は入った分だけ自分は使えて、賞与は貯める。こんな感じでやっていました。

けれど、それじゃあダメなんですよね

そこで、実践方法をここではお伝えしたいと思います。

※実際に私が使用した方法です。誰でもできます。金額はアバウトでよいです!※

① 自分の給与明細を確認し、以下の項目の金額をメモする。

みなさんの給与明細の控除欄に「健康保険料」「厚生年金保険」「雇用保険料」「所得税」「住民税」という項目ありませんか?

これらの金額を発見したら、すぐにメモをとってください。非常に重要です。

あと社宅を借りている場合で会社に支払うお金がある場合はこの項目もメモをしておいてください。(持株会は含みません。)

メモをしたら、自分の給与の額面金額を計算してメモをとる。

具体的には月給+残業代ということになりますが、残業代がない方はそのままで構いません。ある方は、そこにある金額ではなく1年に最低月●時間は残業しているなぁ〜と思われるであろう残業代を計算しておいてください。

(例)

・月によって30時間〜50時間と残業時間が異なる。といった場合は、30時間分の残業代をメモする。

このようになります。

【かめさんのある月】

(収入の部)

額面金額:35万円(残業代は月10時間を想定)

(支出の部)

健康保険料:21000円

雇用保険料:1500円

厚生年金:35000円

所得税:8000円

住民税:8000円

社宅料:25000円

 

② 前の手順で出した項目を収入と支出に分けて、収入-支出を計算する。

【かめさんの場合】

(収入)350000 - (支出)(21000+1500+35000+8000+8000+25000) = 251500 円

ここで最後出てきた金額が1ヶ月間自由に使える金額です。

つまり私の場合は251500円ということになります。(意外と多いな・・・笑)

③ ここから生活をするのに必ず出ていく出費を計算し、②の金額から引く。

ここを計算していくと、意外と「あれ?こんなにかかっているのか」とか見直しができることが多いです。私の場合は仕事柄上出ていく出費が多いのでこのようになりますが、※は除いても構いません。

もし車とかを持っているようであれば車のローン、月払いで何か買っているのであればこの項目で計上してください。

注意点としては「食費」「飲食代」「交際費」は計上しないでください。まだこのタイミングではありません!

【かめさんの場合】

日経新聞産経新聞:6000円 ※

水道代:2500円

電気代:10000円

携帯代・インターネット代:10000円

DAZN視聴代:2000円 ※

生命保険代:2500円

タイムズカーシェア代:1000円 ※

整体費用:12000円 ※

美容室代:5000円

 

②の残り251500円 - ③の計算合計(51000円) = 約200000円

だいたい見えてきましたね。そうすると、もうあと一歩です!

 

④ 食費と交際費を計算する。

食費といってもアバウトなので、ひとまずのところ多いですが月6万円を計上しておけば良いと思います。交際費も多くて1万〜2万円ぐらいでしょう。

かめさんの場合は、食費を60000円、交際費を20000円とすると残りは120000円ですね。ここで終わりじゃないですよ!

そうはいっても、一人暮らしをしていたら洗剤とかティッシュとかは自分で買わなければいけませんし、一人暮らしでなくとも整髪料やガムとかは自分で買わなければいけませんよね。

ですので、この次のステップがあります。

⑤ ④で計算した金額の半分は「自分のために使っていいお金」、残り半分は「投資・貯蓄資金」として分配する。

したがって、かめさんの場合60000円は自分のために使っていいお金ということになります。このお金の範囲内であれば、日用品を買ってもいいし、私服やスーツ・Yシャツも買っていいということになります。

ただし、残りの60000円は投資・貯蓄資金としてとっておくということになります。

この月60000円は将来豊かな生活を自分自身が送るための原資となります。

これなら無理がないと思います!

 

いかがでしたでしょうか?

ちなみにかめさんは独身ですし子供もいませんので、金額は多少多いと思います。

もし、最後の項目に行き着くまでに赤字になってしまった!とか、5万円を切っている方は③と④の項目にどこかお金をかけすぎている部分があると思います。

そうなってしまった方はここを見直す良い機会になっていると思います。

次回は投資にかける部分のお金の使い方について解説したいと思います。