Turtle's Investing Blog

元証券マンアラサー「かめさん」が、同世代の若者に知っていただきたい「投資」にまつわる記事を紹介します。

資産運用の方法について。①

かめさんです。おはようございます。

本日は資産運用の方法について解説をしていきたいと思います。

まず資産運用をするにあたって明確にしなければいけないことは何かというと、

①財産のうち何割を資産運用するかを決める

②資産運用に回すと決めた財産をいつまで運用するか

③そして、年間何%で運用をするか(いくらに増やしたいか)

この3点を合計3回に分けて解説をしていきたいと思います。

本日は①財産のうち何割を資産運用するかを決める、というステップになります。

①財産のうち何割を資産運用すべきか?

みなさんよくご存知だと思いますが、「100-年齢」ぐらいの割合の資産は株式や投資信託といったリスク性の資産に回しても良いと言われています。

ただしこの数字はあてにしなくても良いと私は考えています。

というのも、人それぞれ生活事情等は違うと思いますし、リスク許容度も異なるからです

まずはこの3つで考えていくと良いのではないでしょうか?

1、万が一のときにすぐに引き出すことができる資金

2、いつか引き出すこと・使い道が決まっている資金

3、使い道の決まっていない、当面必要のない資金

この3点で考えていくと良いと思います。

ちなみに、それぞれのフェーズに適している商品は何かというと、

1は普通預金、MRFといったいつでも引き出せるような状態にしておく商品

2は安定的に利回りが稼げる商品(株式と債券のバランス型、株式投信積み立てなど)

3は国内個別株式や海外株式投信などの値動きが激しい商品

こういった角度から自分が配分できる割合を考えていきましょう。

ちなみに私は1:2:3の割合を1割:3割:6割にしています。

この割合をどのくらいにしたらよいのか?ということで、かめさんが編み出した方法をご紹介したいと思います。

毎月の給料からいくら投資ができるか?という観点で物事を考えると良いのかな?と思います。

 

 

① 自分の給与明細を確認し、以下の項目の金額をメモする。

みなさんの給与明細の控除欄に「健康保険料」「厚生年金保険」「雇用保険料」「所得税」「住民税」という項目ありませんか?

これらの金額を発見したら、すぐにメモをとってください。非常に重要です。

あと社宅を借りている場合で会社に支払うお金がある場合はこの項目もメモをしておいてください。(持株会は含みません。)

メモをしたら、自分の給与の額面金額を計算してメモをとる。

具体的には月給+残業代ということになりますが、残業代がない方はそのままで構いません。ある方は、そこにある金額ではなく1年に最低月●時間は残業しているなぁ〜と思われるであろう残業代を計算しておいてください。

(例)

・月によって30時間〜50時間と残業時間が異なる。といった場合は、30時間分の残業代をメモする。

このようになります。

【かめさんのある月】

(収入の部)

額面金額:35万円(残業代は月10時間を想定)

(支出の部)

健康保険料:21000円

雇用保険料:1500円

厚生年金:35000円

所得税:8000円

住民税:8000円

社宅料:25000円

 

② 前の手順で出した項目を収入と支出に分けて、収入-支出を計算する。

【かめさんの場合】

(収入)350000 - (支出)(21000+1500+35000+8000+8000+25000) = 251500 円

ここで最後出てきた金額が1ヶ月間自由に使える金額です。

つまり私の場合は251500円ということになります。

③ ここから生活をするのに必ず出ていく出費を計算し、②の金額から引く。

ここを計算していくと、意外と「あれ?こんなにかかっているのか」とか見直しができることが多いです。私の場合は仕事柄上出ていく出費が多いのでこのようになりますが、※は除いても構いません。

もし車とかを持っているようであれば車のローン、月払いで何か買っているのであればこの項目で計上してください。

注意点としては「食費」「飲食代」「交際費」は計上しないでください。

まだこのタイミングではありません!

【かめさんの場合】

日経新聞・産経新聞:6000円 ※

水道代:2500円

電気代:10000円

携帯代・インターネット代:10000円

DAZN視聴代:2000円 ※

生命保険代:2500円

タイムズカーシェア代:1000円 ※

整体費用:12000円 ※

美容室代:5000円

 

②の残り251500円 - ③の計算合計(51000円) = 約200000円

だいたい見えてきましたね。そうすると、もうあと一歩です!

 

④ 食費と交際費を計算する。

食費といってもアバウトなので、ひとまずのところ多いですが月6万円を計上しておけば良いと思います。交際費も多くて1万〜2万円ぐらいでしょう。

かめさんの場合は、食費を60000円、交際費を20000円とすると残りは120000円ですね。ここで終わりじゃないですよ!

そうはいっても、一人暮らしをしていたら洗剤とかティッシュとかは自分で買わなければいけませんし、一人暮らしでなくとも整髪料やガムとかは自分で買わなければいけませんよね。

ですので、この次のステップがあります。

⑤ ④で計算した金額の半分は「自分のために使っていいお金」、残り半分は「投資・貯蓄資金」として分配する。

したがって、かめさんの場合60000円は自分のために使っていいお金ということになります。このお金の範囲内であれば、日用品を買ってもいいし、私服やスーツ・Yシャツも買っていいということになります。

ただし、残りの60000円は投資・貯蓄資金としてとっておくということになります。

この月60000円は将来豊かな生活を自分自身が送るための原資となります。

これなら無理がないと思います!