Turtle's Investing Blog

元証券マンアラサー「かめさん」が、同世代の若者に知っていただきたい「投資」にまつわる記事を紹介します。

かめさん式投資についての考え方。 〜資産の振り分け方①〜

おはようございます!

朝7:30からブログを書いていたのですが、途中で記事が消えてしまいました・・・(涙)

ほんとこういうのって辛いですよね・・・うう・・・

 

さて、気持ちを切り替えて、今日のテーマは前回の記事(〜元金がないよ!)で計算していただいた毎月投資できる金額をもとに、どういったものに投資したら良いのか?を様々なものを考えて検証していきたいと思います。

今回はそれぞれの商品の細かい概要等は説明しません。

それを説明するのは別途記事を書いていきますので、ご安心ください。

したがって、これらの記事もどんどん更新されていきます。

【その①】普通預金・定期積立預金・MRFなど

定期積立預金とは、毎月一定額を給料天引きで積み立てていくやり方です。

MRFとは、証券会社を通じて金融商品を購入するときに、その都度銀行から直接振込するのは面倒なので、自動的に商品購入代金に充当することができるものを指します。ちなみにわずかながら利息がつきます。(普通預金と同様の約0.01%ぐらい)

◆メリット

資金をいつでも下ろせる、元本を毀損する可能性がほとんどない

◆デメリット

① 元本を毀損する可能性がほとんどない=ほとんど資産が増えない

 

ということは、資産運用にはあまり適していない。ということになります。

ただし、だからといって全くこの商品を無視していいか、というとそれは違ってきます。

後ほどの記事でお話をしたいと思いますが、このブログを読んでくださっている読者のみなさんは20代の方が多いと思います。

20代はまだ若いので、失敗してもやり直しがききます。

つまり、使う予定のない資金(=最悪なくなってもいいお金)で株式を購入してもいいと思います。

この使う予定のない資金を貯める方法として、この商品を使う手があります。

少額でも株式は購入できますので、これで貯めた金額とボーナスを少し足して、購入すると良いと思います。そのことは、今回話すとややこしくなるため、またの機会にします。

【その②】社員持株会を使う

社員持株会とは、自分が勤務する会社の株式(上場企業に限る)を、毎月給料天引きで一定額買い続けることを指します。

なお、この際に補助金といい、拠出した額の5%〜30%ほど上乗せして会社から補助がもらえることが多いです。

一度に買うのではなく、月1回、つまり年12回に分けて購入しますので、1度に資金を購入するよりも値下がりリスクを抑えることができます。

また株数がまとまってくると、自分で株式を引き出すことができ、自分で売却することができます。なお、平均購入株価よりも市場の株価が高いと、利益を手にすることができます。

 

◆メリット

1度に株式を購入するよりも、購入タイミングを分散させるので値下がりリスクを軽減することができる

平均購入株価<市場の株価の場合、売却した際に利益を手にすることができる

③ 会社から補助金がもらえることがある

◆デメリット

株式と投資していることと同様のリスク、つまり値下がりリスクを考慮する必要がある

上場会社に勤務していないとシステムを使えない

 

こんな感じです。じゃあ、どのように使えばいいのか?

「自社の株価が上がる!」「自社の株価が下がる!」「いや、わかんないなー」と考える方も多いと思いますが、一番理想的なのは会社の補助金額を見て決めることだと思います。

自分の拠出した金額が毎月10000円で、会社がそのうちの5%を補助金として拠出するのであれば毎月500円を上乗せで支払ってくれます。

つまり、10000円のものに500円プラスして自社株を購入しているということになります。

つまり、当初の株価よりも5%以上下がらなければトータルで見るとプラスな訳です。

では、これが20%の補助金だとどうなるか?

自分の拠出した金額が毎月10000円で、会社がそのうちの5%を補助金として拠出するのであれば毎月2000円を上乗せで支払ってくれます。

つまり、10000円のものに2000円プラスして自社株を購入しているということになります。

わぁ!!!びっくり!!!ですよね!!

補助金の割合が10%以上を超えているようであれば、検討して良いと思います。

ちなみに15%以上補助金を出してくれている会社は、3126社中206社だそうです。

ただ、昨年のデータなので今年はもっと増えていると思います。

出典:2015年持株会調査(東京証券取引所)

http://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/examination/tvdivq0000001xhe-att/employee_2015.pdf

 

いかがでしたでしょうか?

資産の振り分け方1つで、その後の行方を左右する可能性があります。

次回もこのテーマを紹介してきます。

知れば知るほど、投資って知りたくなります(笑)