かめさん式投資についての考え方。 〜投資対象資産の特徴について②〜
おはようございます!
今日から出張のため、朝早く家を出ていきました。
こんなに早いのは証券業をやっていたとき以来です。。。笑
今日のテーマも昨日の続きです。
【商品による分類】
②債券
債券とは、いわゆる「借用証書」のことです。
例えば「年間1%の利息をつけて、5年後にお金を返します。ですので、当社にお金を預けてください」といったような感じです。
企業が債券で資金調達する理由はいくつかありますが、
①「銀行借り入れで調達するよりも、利息が安い」
②「銀行借り入れで調達するためには使い道や期間によって制限がかかるが、債券にはそれがない」
などがあげられます。
主に後者の理由で債券を発行しているケースが多いです。
債券は企業だけでなく、国も発行することができます。また日本国や日本の企業だけでなく、海外の国家や企業も発行することができます。
国家が発行する債券を「国債」、企業が発行する債券を「社債」と呼んでいます。
さらに、通貨も自由に選択することができます。
円で発行して円で償還する(満期になってお金を返すこと)債券を「円建て債券」、
外貨(円以外)で外貨で償還する債券を「外貨建て債券」と呼んでいます。
債券は発行している国家や企業の信用力が非常に重要です。
といいますのも、もし発行をしている国家や企業が破産してしまった場合、資金が戻ってこない可能性があるためです。
この点は非常に重要なので、覚えておきましょう。
けれども、そういったリスクを抱えているからこそ、毎年支払われる利息は定期預金よりも高いです。
この利息は債券の期間と発行をしている国家や企業の信用力によって変動します。
過去に発売されていた社債を例にとって説明します。
具体的な投資判断についてはここでは言及しませんが、条件を抜粋すると以下の通りになります。
・発行企業:ソフトバンク
・期間:7年間
・利率:年間2.03%
(ここでは税金等は考慮しません)
ん??年間2.03%??
初めて見た人は現在の預金金利が何%か、どこかで知っているのでしょうね。(笑)
そうなんです。現在の預金金利年間0.02%と比べると、なんと100倍の差です!
債券投資のうまみはここにあるといっても良いと思います。
つまり、100万円の投資で年間約2万円の利息が支払われます。
7年間ソフトバンクが倒産をしなければ無事に資金は戻ってきます。
預金と同じとは言いませんが、比較的安全資産と言われています。
というのも、株式と比較するとリスクは限定的だからです。
なお、今回の事例では円で発行して円で償還する債券、つまり「円建て債券」でしたが、外貨建て債券になってくると、為替リスクも考慮する必要がありますのでその点は気をつけて投資をおこなってください。
ここに書いてしまうと話がややこしくなってしまいますので、次回のテーマは外貨建て債券にフォーカスしたいと思います。