日経平均株価14連騰! 〜そして今後株価は上昇するのか?〜
昨日の続きになります。
今後株価は上昇するのか?ということで後半部分を話していきたいと思います。
昨日の記事の現状を踏まえて見ると
- 「2003年から外国人投資家が日本株市場の命運を握っている」
- 「日本銀行が年間6兆円の株式購入をしており、今後出口も考える必要がある」
- 「ここ最近、21000円台で株式を購入したプレーヤーはいない」
ということになります。
次に日経平均株価の上昇要因についてお話ししていきたいと思います。
①株価は割高か?割安か? 20年前と比較してみよう
株価が買われる要因として「企業業績が本来のつけるべき値段(株価)より安い」と株式は買われる傾向にあります。
前回日経平均株価が21000円台をつけたのは、1995年でした。
当時は東証1部に上場している企業が1300社で、その合計額が300兆円。
現在は東証1部に上場している企業が2000社で、その合計額が600兆円。
市場規模では2倍に拡大していることがわかると思います。
では利益はどうなったかというと、
2017年度の経常利益は3.6倍に、純利益は6倍に増える見込みである。
利益が何倍にも増えて、株価が当時と変わらないというのは、当時の株価があまりにも実績を反映していなかったということに他ならないのではないだろうか?
20年前と比べて見ると、株価は割安であると判断することができます。
ただ、現在の株価は過去の株価と比べて割安であるが、この株価が割安であるかどうかは過去になって初めてわかるものであるので、その点には留意する必要があります。
②日経平均株価が下落する要因は?
過去様々な出来事で日経平均株価が下落しました。
順位 | |||
1 | 1987.10.20 | 21910.08 | -3836.48 |
2 | 1990.04.02 | 28002.07 | -1978.38 |
3 | 1990.02.26 | 33321.87 | -1569.10 |
4 | 1990.08.23 | 23737.63 | -1473.28 |
5 | 2000.04.17 | 19008.64 | -1426.04 |
6 | 1991.08.19 | 21456.76 | -1357.61 |
7 | 1990.03.19 | 31263.24 | -1353.20 |
8 | 2016.06.24 | 14952.02 | -1286.33 |
9 | 1987.10.23 | 23201.22 | -1203.23 |
10 | 1990.02.21 | 35734.33 | -1161.19 |
(日経平均プロフィルより作成)
下落要因がわかっているものは「1位と9位:ブラックマンデーの影響」「2位〜4位・6位・7位・10位:バブル崩壊による売り」「5位:ITバブル崩壊」「8位:英国EU離脱」という感じです。
国内要因だけでなく、海外要因も考慮する必要があるということです。
何が起こるかわからないので、市場の動きには注視しておく必要がありそうです。
最後にかめさんの考えとしては?
最後にかめさんの意見を書いてこの記事を終わりにしたいと思いますが、
「株価は緩やかに上昇をつづけると思われるが、下落するときは地政学的なもので下落するが、そこが買い場になるであろう」と思っています。
まぁいくらまで上昇するかということは証券アナリストでもないので、この場では控えておきますが・・・。