Turtle's Investing Blog

元証券マンアラサー「かめさん」が、同世代の若者に知っていただきたい「投資」にまつわる記事を紹介します。

昨今のメガバンクリストラからみる考察。①

おはようございます。本日は勤労感謝の日ということで祝日です。

かめさんは自宅で勉強しています(仕事の方も頑張ってくださいね!!)

さて、昨今メガバンク(三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)でリストラならびに早期退職のニュースが話題となっています。

ここまでに発表されたニュースをまとめると、

  • 三菱東京UFJ銀行:グループであわせて9500人の業務量削減
  • 三井住友銀行4000人の業務量削減
  • みずほ銀行:グループであわせて1万9000人の人員削減

という形になっています。

みずほ銀行を除く2行は「業務量削減」という言葉を使って、あくまでも人員削減ではないということを強調しています。

また、あわせて店舗削減という言葉もよく聞かれるようになりました。

ここから考えられることは大きく分けて2点あると思います。

①ここ数年(5年ぐらい)の大量採用による弊害

かめさんが就職活動をしていたことろは就職氷河期でしたので、これらの銀行は400人ほどしか最終的に入行していません。

しかしながら、就職氷河期が終わった現在では毎年何人もの新入行員が入稿しているのか?というと、なんと「各行1000人以上」もの新入行員がいるそうです。

私が就職活動していたころの2.5倍もの人数が入行しているのですね・・・。

びっくりです。。。

その大量採用の弊害もあり、2018年卒学生の就職活動では採用人数を減らすというニュースも調べて見たら出ていました。

記事の中では「団塊世代の退職一巡」と表現されていますが、

すでにこのころからその検討はあったのではないでしょうか?

②AIなどで事務作業自動化の流れが進んでいる

おそらくAIなどの進歩も大きなものだと考えています。

今まで人の目でチェックをしなければいけなかったものが、どんどんAI機能を搭載したロボットに取って代わる・・・。

つまり、今まで事務作業やバックオフィスにいらっしゃった方はその仕事がロボットに取って代わるわけです。

したがって、他の仕事をしないといけなくなったのです。

一方、AIは人間の感情を読み取ってその後のアクションを起こすことは現段階ではできません。

したがって日々の営業活動は人間がする必要があります。

けれども、その日々の営業活動も手数料にならない仕事をしてしまっては単なる赤字社員です。

法人への資金貸し出し業務や個人の預け入れ業務というのは資金の出し入れを行なっているだけであって、手数料にはほとんどなりません。

それよりかは手数料になる仕事(例えば投資信託や保険の販売です)をもっと人員を割いて本格化させたほうがよいという考え方なんでしょうね。

銀行業も大変です。

こうした流れがメガバンクに押し寄せてくると、いずれ地方銀行にもこの流れがくるのではないか?とかめさんは考えています。